帯状疱疹のおはなし
帯状疱疹の原因は、多くの人が子どもの頃に感染する水ぼうそうと同じ「水痘・帯状疱疹ウイルス」です。水ぼうそうが治った後も、ウイルスは症状を出さない状態で体内に住み続けています。加齢や疲労、ストレスなどによって免疫力が低下するとウイルスは帯状疱疹として発症します。
日本人成人の90%以上は、子どもの時に水ぼうそうに罹患しこのウイルスに対する免疫を持っていますが、獲得した免疫は年齢とともに弱まり、帯状疱疹を発症してしまうリスクが高くなる傾向があります。50歳以上の人は、ワクチンを接種することによって帯状疱疹を予防することができます。
当院で接種できるワクチンは従来の生ワクチンである水痘ワクチンとシングリックスという不活化ワクチンの2種類があります。水痘ワクチンは安価ですが予防効果は50~60%です。5年ほどすると効果が減弱してくるといわれています。
一方のシングリックスの予防効果は90%以上ですが、高価であり2か月で2回の接種が必要となります。予防効果は9年以上です。
どちらもメリット・デメリットがございますのでよく検討の上お申込みください。
新たな肺炎球菌ワクチンのご案内
肺炎は日本人の死因第5位を占める重要な疾患です。
またその多くは65歳以上の高齢者が多いことも特徴です。
そのため茅ヶ崎市が助成を行い、原因菌として最も多い肺炎球菌に対してワクチンの接種を推奨してきました。
これまでのワクチンは5年毎に接種が必要でしたが新しいワクチン(キャップバックス)は1回の接種で完了となります。
市の助成での接種は今のところ行われていないため、主に自費、追加接種の方が対象となります。
新たな選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。
詳しくは受付まで。

